養鶏にかける想い

いたか自然農園では、平飼い養鶏にこだわり、安全でおいしい「生食専用の卵」を生産しています。
「鶏が健康でなければ、良い卵は産まれない」と私たちは考え、鶏たちが安全に快適に過ごせる鶏舎を設計し、長年、無農薬栽培をしていた農地を探して鶏舎を新築するところから養鶏をスタートしました。この理想的な鶏舎で、鶏たちは一羽一羽愛情をこめて飼育され、毎日元気にのびのびと、そして楽しそうに過ごしています。
餌には最もこだわり、主食は地元産の米や小豆、さらに季節の野菜や果物など、安全で自然な食材だけを与え、化学飼料や抗生物質は一切使っていません。
いたか自然農園で産まれる卵は、濃厚な味わいの黄身と弾力のある白身が特徴です。季節の変化で餌となる食材が変わるたびに、黄身の色も微妙に変化します。年配のお客様からは、「懐かしい味」「昔の卵を思い出す」といった嬉しいお声をいただいています。
当園の卵は「生食専用」です。冷蔵庫で保存すれば生食で2週間以上、加熱調理する場合なら3ヶ月以上、美味しく召し上がっていただけます。
おいしくて長期保存もできるため、ご自宅用だけでなく、大切な方への贈り物としても人気です。
未来の食卓から卵が消える?
皆さんが普段、何気なく手に取る「卵」。
食卓に彩りを添え、暮らしを支えるその当たり前の存在が、今、静かな危機に瀕していることをご存知でしょうか。
近年、飼料となる穀物価格の高騰や燃料費の上昇、そして度重なる鳥インフルエンザの影響で、日本の養鶏場は次々と厳しい経営状況に追い込まれています。「物価の優等生」と呼ばれた卵の価格の裏には、生産者の懸命な努力と、時に無理が重ねられてきた現実がありました。
このままでは、いつか日本の食卓から卵が消えてしまう日が来るかもしれない。私たちは、そんな強い危機感を抱き、未来を変えたいという一心で「いたか自然農園」を始めました。
鶏の「幸せ」が未来を創る。
未来へ安心して卵を届け続けるための私たちの答えは、とてもシンプルです。
それは、鶏たちにとって最高の環境を用意し、自然の摂理に沿って丁寧に命と向き合うこと。
私たちは、鶏を狭いケージに閉じ込めることはせず、太陽の光と心地よい風が通り抜ける広々とした木造鶏舎でのびのびと育てています。餌は、地元農家さんが育てたお米や規格外の有機野菜などを自家ブレンドした、添加物不使用の「正直なごはん」です。これはフードロス削減への挑戦でもあります。
毎朝一羽ひとわの顔を見て健康を確かめ、鶏糞は堆肥として地域に還元する。この循環の中で育まれた卵は、単なる食品ではなく、命からいただいた「贈り物」です。私たちはこの価値を皆様に正しくお伝えし、生産者も消費者も笑顔になれる関係を築くことで、日本の卵の未来を守っていきたいと本気で考えています。
私たちの挑戦は始まったばかりですが、皆様の食卓に心からの安らぎをお届けできるよう、応援していただけますと幸いです。
店舗情報
- 住所
- 愛知県豊田市市木町堂外戸47
- TEL
- お問合せはHPにて受付
- 営業時間
- 8:00~17:00
- 定休日
- 無休